AAC2013 表彰式・授賞式

2013年12月16日(月)、大森 東急イン(東京都)にて、AAC2013の表彰式、ならびに授賞式が開催され、協賛会社・関係者などの多くのお客様にご来場いただきました。
今年度の審査員長である土屋 公雄(彫刻家、愛知県立芸術大学教授)をはじめとする審査員の皆様より祝辞・あいさつをいただき、各賞の授賞式も行われました。

審査員の挨拶

土屋 公雄
彫刻家
愛知県立芸術大学教授

 />> 挨拶を見る
小山 登美夫
小山登美夫ギャラリー株式会社 代表取締役社長
明治大学国際日本学部特任准教授

 />> 挨拶を見る
宮村 周子
編集者
ライター

 />> 挨拶を見る
服部 信治
主催会社
代表取締役社長

 />> 挨拶を見る

表彰式・授賞式

 AAC2013受賞者と審査員
  左前列方より:
  土屋(審査員長)、安達(優秀賞)、大野(優秀賞)、村上(最優秀賞)、服部
(審査員) 、

 後列左より:
  宮村(審査員)、荒殿(入選)、根本 (入選)、金保(入選)、小山(審査員)

最優秀賞:村上 仁美さん【愛知県立芸術大学大学院 美術研究科 彫刻領域】
※村上さんには、賞金総額100万円が贈られました。
優秀賞:大野 晴美さん【女子美術大学大学院 美術研究科 美術専攻 立体芸術研究領域】
優秀賞:安達 淳さん 【武蔵野美術大学大学院 造形研究科 デザイン専攻 建築コース】
※大野さん、安達さんには、賞金20万円が贈られました。
入選:飯田 夏代さん【愛知県立芸術大学大学院 美術研究科 彫刻専攻】
入選:竹本 真理さん【東京藝術大学大学院 美術学部 彫刻専攻】
入選:根本 春奈さん【福島大学大学院 地域文化創造領域 芸術文化専攻】
入選:金保 洋さん 【金沢美術工芸大学 美術工芸学部 工芸科 漆・木工コース】
入選:荒殿 優花さん【東京芸術大学大学院 美術研究科 彫刻専攻】
※応募順。入選者には、それぞれ賞金1万円が贈られました。

主催会社挨拶

■ 服部 信治 / 株式会社アーバネットコーポレーション 代表取締役社長

本日はAAC最終審査並びにAAC授賞式、AACポスターコンペ授賞式にご参加いただき、誠にありがとうございます。
当社が主催するAACのコンペは今年で13回目を迎えました。
このAACを開催するきっかけをお話させていただきます。
私が建築を学んでいた学生時代に、ヨーロッパの住宅と比較して、日本の住宅は「うさぎ小屋だ」と批判されたときがありました。
今から四十数年前になりますが、その時は非常に悔しい思いをしました。
確かにその当時の日本の住宅は、海外の住宅と比べると、美しさ、機能性、広さ、ゆとりなど多くの面で見劣りする住宅だったと思います。

その後、社会人となりマンションの設計をしていくことを仕事と決め、継続してマンションの設計コンサル業務を行ってまいりました。
日本のマンションの居住空間は狭い空間ではありますが、非常に洗練されてきており、使いやすく機能的な空間となっております。
しかしその反面、遊びやゆとりの少ない空間とも言えます。マンションの設計業務を行っていくなかで、何かもうひと工夫出来ないかという思いがありました。
そんな時、各住戸に比べて、空間に余裕のあるエントランスホールをうまく利用できないかと考えました。
マンションのエントランスホールは、外と内をつなぐ空間、また朝夕に必ず通るスペースであり、それ以外の活用はされていないのが実情でした。

しかし、この空間にアート作品を展示してミニ美術館のようにすれば、空間が豊かになり居住者にも喜んでもらえるのではと考えたわけです。
そこで、二十数年前からマンションのエントランスホールに絵画や立体アートを飾るということを始めました。
アーバネットコーポレーションを創立してから数十棟のマンションを手掛けましたが、その全てのエントランスホールに、 アート作品を置くということを続けてきております。
私のライフワークとして建築と芸術の融合、文明と文化を融合させるという空間作りをテーマとしたものづくりをしています。
この活動を続ける中で、美術を学んでいる学生から作品を募集し、コンペティションを開催してはどうだろうと思い、AACを始めたのが13年前のことでした。

コンペティションを開催することで、学生に活動の場所のひとつとしてマンションのエントランスホールがあるのだと知らせ、気づいてほしいと考えました。
ある大学の先生から、彫刻を学んでいる学生は何十人もいらっしゃいますが卒業してからも制作活動を続けている方がほとんどいないということも聞きました。
日本では立体アートの制作活動を続けるということは、絵画の場合と比べて非常に困難だと思います。
絵画の場合は、仕事をしながらでも制作を続けるということはできるのですが、立体アートの場合は制作スペースの問題、材料・運搬費が高い、 設置場所が少ないなど、制作活動を続けていくにあたっての問題がいくつもあります。
マンションは年間、数千棟建設されています。将来的にそのすべてに立体アートが飾られる時代がきたら、多くのアーティストの活動の場が広がると考えたわけです。

13年間活動を続けてきまして、多くの学生と出会いましたが、AACにおいて優秀作品に選出されたのをきっかけに、 今後も制作活動を続けたいとの連絡をいただいた方もいますし、また卒業後に素晴らしい活躍をされている方もいます。
マンションに立体アートを飾るということは文化と文明の融合だと思っていますし、 また、住空間のレベルや豊かさも上げると同時に、美術界にも貢献できると思っています。

今回の展示スペースであるマンションは羽田空港の近接地ということで、近未来的な外観デザイン、また外観の黒に白いラインのデザインを玄関ホールまで展開し、 特殊な空間を演出しています。そこにアート作品を設置することで、作品の見え方を含めた形で審査したわけですが、いずれの作品もレベルが高く甲乙つけがたいものでした。
今回もたくさんの学生さんに参加していただいたことを感謝いたしております。

最終審査結果発表
表彰式・授賞式 表彰式・授賞式 AAC2013
表彰式・授賞式 AACポスターコンペ2013 懇親会