AAC2010 表彰式・授賞式

2010年10月15日(金)、ザ・ホテル ベルグランデ(東京都)にて、AAC2010の表彰式、ならびに授賞式が開催され、協賛会社・関係者・マスコミの皆様など多くのお客様にご来場いただきました。
今年度の審査員長である新見 隆氏(デザイン・美術評論家、キュレーター)をはじめとする審査員の皆様より祝辞・あいさつをいただき、各賞の授賞式も行われました。

審査員の挨拶

新見 隆
審査員長
デザイン・美術評論家
キュレーター

 />> 挨拶を見る
植松 奎二
芸術家


 />> 挨拶を見る
千葉 由美子
ユミコチバアソシエイツ代表


 />> 挨拶を見る
服部 信治
主催会社
代表取締役社長

 />> 挨拶を見る

表彰式・授賞式

 AAC2010受賞者と審査員
  後列左より:
  服部(審査員)、新見(審査員長)、千葉(審査員)、植松(審査員)、
  前列左より:
  塩井(入選)、小野(優秀賞)、
  宮原(最優秀賞)、堀(優秀賞)、胡宮(入選)
最優秀賞:宮原 嵩広さん【東京藝術大学大学院 美術学部 彫刻科】
※宮原さんには、賞金総額50万円が贈られました。
優秀賞:堀 康史さん【多摩美術大学 美術学部 油画専攻 3年】
優秀賞:小野 真由さん【多摩美術大学 美術学部 工芸学科 陶プログラム 3年】
※堀さん、小野さんには、賞金10万円が贈られました。
入選:胡宮 ゆきなさん【沖縄県立芸術大学大学院 生活造形専攻 陶磁器専修 大学院造形芸術研究科】
入選:塩井 一孝さん【福岡教育大学大学院 美術教育コース 教育科学専攻】
他、5名(詳しくはコチラをご覧ください)
※応募順。入選者には、それぞれ賞品5千円の商品券が贈られました。(募集当初は2千円の予定でしたが変更になりました)

主催会社挨拶

■ 服部 信治 / 株式会社アーバネットコーポレーション 代表取締役社長
AA2010、アート・ミーツ・アーキテクチャー・コンペティションも今年で10回目、10年目を迎えることができました。これもひとえに皆様のお陰だと感謝しております。
このAACを開催することになったきっかけを、少しご説明させていただきます。もともと私自身が建築士で、大学卒業から一貫してマンションの設計を行ってまいりました。若い頃、いつも先輩方に言われていたことは、日本のマンションは狭さゆえ、効率的で機能的な使いやすいマンションを追求することが重要だということでした。確かに日本のマンションは、世界各国と比べてコンパクトで使い易いマンションであると、私自身も感じています。しかしながら私は、住まいの中に、文明の利器としての使い易さやだけでなく、人の感性に訴えかけるような、文化的、芸術的な要素を取り入れられないかと考え始めました。そこで気づいたのが、「マンションの玄関ホールには芸術作品を展示できるのではないか」ということでした。
日本の住宅では、絵画等を飾ることは多く見られますが、広さや価格、重量、設置方法などの様々な問題があり、立体作品が飾られることは非常に少ないと思います。ご存知の通り、マンションの玄関ホールには十分な広さがあり、高価な作品でもマンション1所帯あたりに直せば安価になります。さらにアートを展示することで建物の価値も向上し、住まう方々も豊かな気持ちになれる。そう考え、何人かの作家の方に作品を依頼してこの活動を始めました。
以前、ある美術大学の先生とお話する機会がありました。「彫刻・立体を学ぶために、毎年数百人が大学を受験して、やっとの思いで大学に入って学び、そのうちの数十人が大学院に残って制作をし、卒業後、社会に出て作品をつくり続ける人はひとりくらいしかいないということが多々ある」とお聞きしました。「作品が出来上がっても大きな彫刻等は置いてもらうチャンスが無い」。芸術作品を作り続けて、仕事として、一生の活動としていくのは、日本の環境では難しいことなのです。
マンションは年間に数千棟建てられています。首都圏だけでも毎年数千棟の建物が作られていて、それらの玄関ホールという空間が彫刻を置くスペースとして最適で、作品発表の場として使える可能性があるということを、学生の皆さんに気づいていただけたら、卒業後も創作活動を諦めないで続けていくきっかけになると思っています。
当社はこういった活動をもっと発展させ、活動自体を他社の方々にも知ってもらうことが必要だと感じました。周りのデベロッパーの皆様にも、「玄関ホールに芸術作品を置くのは素晴らしい」と、このコンペを通して知っていただき、同様の活動を続けてくれる仲間も増えています。また、AACに出た学生の方から、これをきっかけに創作活動続けていますというお手紙をいただくこともあります。
また、AACでは3年前から、このAACの告知ポスターを学生の皆さんに募集するコンペもスタートしました。学生限定の立体アートコンペなのだから、一番目線の近い同年代の学生にポスターを作ってもらいたい、というアイデアがスタッフから出たのがきっかけです。
お陰様で、前回の倍以上の、187作品もの作品が寄せられ、光栄に存じております。結果、最優秀賞の作品を第10回AACのポスターにし、全国の大学などに貼っていただき、立体アート作品を募集しました。今年は例年よりも応募期間が短かったのですが、全国から27作品ものハイクオリティな作品が集まりました。
第一次審査は氏名、学校名、性別全ても伏せて厳正に行い、優秀賞3名と7名の入選者を選出しました。優秀賞3名には実制作を行っていただき、本日、完成したマンションの玄関ホールに実際に設置した状態でプレゼンテーションを行い、最優秀賞を決定した次第です。素晴らしい3作品が出来上がり、選考にかなり時間がかかりましたが、学生のプレゼンを拝見し、審査会で他の審査員の先生方のお話を伺い、私自身も有意義な時間をすごせたと感激しております。
最後になりましたが、お忙しい中、審査員としてご協力いただいた新見様、植松様、千葉様、そして杉山様には大変感謝しております。ありがとうございました。また、ご協力いただきました協賛会社、学校関係者の皆様、マスコミ各社の皆様にも御礼申し上げます。
AACは日本の芸術界と建築業界にとって意義があると信じ、これからもこの両コンペが長く続けられるように、頑張っていきたいと思っています。今後とも、何卒よろしくお願い申し上げます。
最終審査結果発表
表彰式・授賞式
表彰式・授賞式 AAC2010
表彰式・授賞式 AACポスターコンペ2010
懇親会